近居とはどの様な事か

1昔前までは結婚したら親と同居して、子供が生まれれば親の面倒を見ながら子供を育て上げるのが世の習わしだったようですが、時代が進むにつれて子供世帯が新しいマンションや戸建てに住むという新しいケースが生み出されている様なのです。昔は皆1緒で、子供の数も多く親から子世帯へはたまた孫世代へと、いろいろな伝統や行事やらが受け継がれて行ったのですが、ニューファミリーというのでしょうか、別々の世帯を持つ様になってきた訳です。近居とはそれら別々の世帯が、親子同志兄弟同士で何かあれば行き来して家族としての形は別個に取る形を言います。やはり余り近すぎても億劫な物で電車や徒歩で何分かかかる所が良いのだそうです。

少子化対策として薦められている所もある様ですが、若い世代にとってはやはり生活は自分たちの手でという思いが強いのでしょう。昔ではスープの冷めない距離というのがありましたけれども、やはり余りにも近すぎると違和感を抱かれてしまいます。やはり近居には、親だから何でも相談できるというメリットがあるし、忙しい時には子供の面倒を見てもらえるに違いありません。また結婚して戸建てを購入するのが、近居の理由になったというデータも出ています。

個人的な理由として、防災や防犯面での安心や衣食住等の経済的負担が軽くなり、孫世代に歴史や文化や風習を伝える事ができると悪い事ばかりではありません。お互いの安否が感じ取れる様な、近すぎず遠すぎない関係がベターなのかも知れないですね。